【簡単な比較】TOEIC? TOEFL? iELTS?

f:id:StudyCanada:20160502225758j:plain

トロントでのイベントにて、くまーー)

 

TOEICTOEFLとIELTSの比較について話をしたいと思います。

とはいっても、他のサイトやらなんやらで専門的な記述はされているので、

全てのテストを受けた事がある自分なりの視点で完結に違いを抑えて行こうと思います。

 

目次

  1. それぞれの違いってなに?
  2. TOEICってなに?
  3. TOEFLってなに?
  4. iELTSってなに?

 

1.それぞれの違いってなに?

 TOEICビジネス英語の能力を測定する試験
(990点満点)

 TOEFL海外(主に北米圏)の大学入学に向けて英語力を測定する試験
(TOEFLiBTは120点満点)

 iELTS→海外の大学入学及び移民申請に向けて英語力を測定する試験
(スコアは1.0~9.0の間で0.5刻み)

 

受験生がビジネス英語を学びたいという事であればTOEICですし、いやいやアカデミック(学術的)な内容を学びたいとなった場合には、TOEFLもしくはiELTSという流れになります。(運営元は「Educational Testing Service」)

 

2.TOEICってなに?

日本では、かなりメジャーな英語の試験です。TOEICの点数を会社の昇進条件にする事があるなど、日本の社会人が一生懸命勉強する様子を街中でも見る事があります。ビジネスシーンで使われる英語表現が中心になり、リスニング及びリーディングの大きく二つのパートから構成されています。2016年5月より大きな改定が行われましたので、最新の参考書及び新試験対応版を購入する事をお勧めします。(公式問題集がお勧めです。)マークシート方式の試験で大きな教室で他の受験生と一緒に受験する事が多いです。

また、スピーキングとライティングに特化した試験TOEIC SWという試験もあります。ただし、まだまだ受験生は少ない状態です。

 

<参考>

TOEICがメジャーなのは日本もしくは韓国だけです。あとは、韓国の会社の方が日本の会社よりもより高い点数を求める事が多いようです。(国内の経済規模からいっても、韓国の方が英語が話す事が出来る人材を求めているという事になると思います。

 

自分も20代の頃は、参考書や模擬試験集を購入して勉強したもので、最高点は865点まで取りましたが実際に話せたか・・・と言われると・・・・もごもご・・・w

 

3.TOEFLってなに?

欧米(アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア)の大学及び大学院を目指す、非英語圏の学生が主なターゲットになる試験になります。特に北米圏の大学進学を目指す方には必須になるります。
更にTOEFLでも幾つかの試験分類がありますが、現在の主要な試験名称はTOEFLiBTと呼ばれる試験になります。(Test of English as a Foreign Languageの略でTOEFL Internet-Based Testingの略でiBTです)インターネットベースの試験で、基本的にコンピュータの前に座って約4時間でリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの順に行われます。(途中10分程度の休憩時間あり)

 

1セクション30点満点で合計120点満点です。目標とする大学及び学部によって目標とする点数は異なりますので、志願先に応じて目標点数が変わります。普通の大学であれば、80点程度を求めている事が多いと感じます。

<参考>

ともかく、4時間にわたる試験なのでそこまで集中力を保つことが出来るかどうかという問題になります。また、スピーキングセクションもコンピューター相手に話すという日常とはチョット違った状況なのでそれに慣れる必要があります。

 

4.iELTSってなに?

欧米(アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア)の大学及び大学院を目指す非英語圏の学生及び移民や永住権申請等を考えている人が主なターゲットになる試験になります。(iELTSはInternational English Language Testing Systemの略になります)。

試験は大きく二つに分類され、Academic(大学用)からGeneral Training(一般教養)のどちらかを受験生が選ぶ事になります。大学進学が目標ならAcademic,移民申請や永住権申請ならばGeneral Trainingを受験する事になります。

TOEFLと同じようにリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4セクションから構成され受験をします。ただし、コンピューターに入力するのではなく紙に回答をする点、スピーキングはインタビュアーとの会話形式という点が大きくTOEFLとは異なります。

 

<参考>

筆者がカナダで受験した際は、大きな会場でリーディング、リスニング、ライティングの試験を他の受験生と一緒に行い、スピーキングのみ別の小さな会場に移動して個別に受験するという形式でした。

 

自分の目的に応じて受ける試験は異なりますが、問題は大学もしくは大学院進学を目標とする場合には、TOEFLとiELTSどちらを受験すべきか?という事になると思います。次は一体どちらを受けるべきか?という事についてそれぞれの特徴を抑えながら書きたいと思います。