トロント大学の英語コース体験記 その4 -議論の進め方な話ー

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(午前中に行われたワークショップの風景、必須ではないこの授業に対しては、ラテン系の学生は大体遅刻して教室に入って来る。w)

 

葛飾北斎Wiki

「弟子の露木為一の証言では、「先生に入門して長く画を書いているが、まだ自在に描けない・・・」と嘆いていると、娘阿栄が笑って「おやじなんて子供の時から80幾つになるまで毎日描いているけれど、この前なんか腕組みしたかと思うと、猫一匹すら描けねえと、涙ながして嘆いてるんだ。何事も自分が及ばないと自棄になる時が上達する時なんだ。」と言うと、そばで聞いていた北斎は「まったくその通り、まったくその通り」と賛同したという。」

とあり・・・、実力が無くて嘆いている自分だからこそ、成長できるのではないかと思うことが言語習得には必要なのでは?と思ったりしてしてました。(2014年2月ぐらいの出来事w)

月曜→スピーキング&リスニング
火曜→リーディング&ライティング
水曜→スピーキング&リスニング

と忙しい日々を送っていたのですが、グループ討議という授業が個人的には物凄く負担でした。

【グループ討議の進め方】

・一つの議題が示される(例:堕胎手術は非合法化すべき?)

・3,4人のグループで、一人づつ意見を出しあう。意見を出すと共に、何故そう思うのか、出来るだけ事例を含めて話す。

・1人1人が同じ時間話すように、グループ全体で意識する。10分時間があったら1人2分以上は話すように

 →アジア系の人は、話す時間が少なくなる傾向で、南アメリカの人は話過ぎる傾向があった気がします。

スラングやダーティな言葉は使わない。

(アカデミックな授業だし、TOEFLやiELTSでもカジュアルすぎる言葉は好まれません。)

 

【自分がディベートする上での問題点】

・リスニング・スピーキングの能力が必要

 →相手の話す事をシッカリ理解する必要がある。最低限、それに同意するのか反対するのかは明確にしないといけないし、何故そう思うのかを自分の頭の中で整理しなくちゃいけないと同時に頭の中で英文を作らないとイケない・・・。頭の中で色々と同時進行で処理すべき事が多くて、パニックになる事が多々ありました。

そしてグダグダに。orz

 

・こちらの討論の仕方に慣れていない

 →YESもしくはNOなのかをハッキリと言う必要がある。曖昧な態度っていうのは、自分の首を絞めかねませんw(いや、出来ない訳じゃないけど) 自分の立場を明確に示す必要があります。例えば、遺伝子組み換え食品について賛成or反対なんてな議題が上がったんですけど、それに対して明確な意見を述べないとイケないという・・・。(そんな知識ねぇよww) あと、たまに自分の思っているのと反対側のサイドに立つっていう事もありました、そうすると更に意見が言いづらくなったりしました。

ただ、ブラジル人やヨーロッパから来ている人はそういう議論の仕方に慣れているみたいで、違和感なくやれていたような気がしましたけど、日本やらアジア系の学生は大変そうにみえました。(自分を含めて)

ま、英語の練習の一環だし変な意見でも言えればいいや!と思えたら多少楽になれました。賛成or反対の自分の意見の前に・・・どちらのサイドに立った方が自分が説明しやすいか(自分の英語力含む)という事を判断してから自分の立場を表明するようにしてました。あとは、こうやって議論を深めていくんだという事を理解できるようになれば、議論自体も深みがあって面白くなると思うんですけど、中々難しかったです。