(カナダ留学)語学学校 vs 大学付属のESL

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トロント大学の図書館の一つ)

前回のブログで、トロント大学付属のESL(英語学校)について簡単に特徴を説明したんですが、もっと単純に語学学校と大学付属のESLの違いについて書いてみたいと思います。あくまで一般論かつ個人的な主観がバリバリ入っているので、ご理解頂ければと思います。

 

1.授業料

大学付属のESL>>語学学校 

明らかに、大学付属のESLの方が高いケースが多いです。ただ、一般の語学学校でも幅があり、安い物から高い物までの幅は物凄く広いです。値段の違いは、一般的な講師の質、立地、施設、授業内容、テキスト、生徒へのサポート等々・・・色々な部分に違いをもたらします。

トロント大学の場合には、3ヶ月(全日)で5600カナダドルとか・・・、自分が調べた語学学校では1か月(全日)800-900カナダドルってのもあり倍以上違うよ!!っていう事もありました。

 

2.施設

大学付属のESL>語学学校

例えば、大学のESLに入れば大学の図書館、Wifi、PC、教室が他の大学生と同じように使える事が多いです。(但し、ESLの生徒は使えない施設等の制限ももちろんあり。例えば、ジム施設などがそうでした。) 語学学校でもPC等は使える事はありますが、元々生徒が使えるPCそのものが無かったり、Wifiも繋がらなかったりと・・・、設備そのものは貧弱な事が多いです。

※あと、大学だと大学のカウンセラーを使えるってのもメリットでした。そのカウンセラーに、他の大学の情報調べて貰ったりしてました。あとは、大学そのものにも顏が効くので、そのメリットは大学入学を考えている人には大きいと思いました。

 

3.先生の質

大学付属のESL>語学学校??

これは、かなり難しい判断になります。一般的な先生の質であれば、大学付属のESLは高いと思います。ただし、学校というよりも先生の当たり外れは、どの先生にあたるのか?という事になるので、そればかりは運になります。出来る事なら、事前に授業料を払う前に何校かでトライアルレッスンを受けて、どんな先生から授業を受ける事が出来るのか把握するといいのですが・・・。(カナダの場合には、ビザの問題等が絡む場合には、渡航前に学校を決める必要があったりするので中々上手くいかないのですが。)

※ほんと、トロント大学のESLでも生徒から沢山クレームが上がる先生はいるんですよね・・・、ただし前日書いた通りに先生は変えられないし3ヶ月間一緒だし・・・というのは物凄く苦痛だと、自分と同時期に授業を受けていたリビア人が言ってました\(^o^)/ ただ、良い先生も沢山居たのは事実です。 後、夏より他の季節の方が良いと思います。夏はクラス数が沢山になり其の為の先生も雇われるぐらいなので・・・。

 

4.生徒の質

これは比較が難しいのですが・・・。

大学付属のESL

☆金持ち学生が多い
(国から支援を受けていたり、親から支援を受けていたりなんだり。)

☆大学生が多い
(大学間の提携で来ている学生が多かったり、所属している大学からの支援プログラムで来ている学生が参加する事が多いので。)

☆実践的というよりは、大学入学に向けて勉強している人が多い

 

語学学校のESL

☆ワーキングホリデーやら観光ビザで来ている人も多く、年齢層もモチベーションもバラバラ(色々な立場の人と会えるというメリットはあります。)

☆お金持ち学生はどちらかというと少ないかな。

☆頑張る人と頑張っていない人の落差が激しい

 

※ほんと、中東系とか幾らの時計着けて授業に受けに来てるんだよ!!と感じる事もありました。あとは、国からの支援を受けてきてもずっと遊んでる人もw トロント大のESLに来ているブラジル人は基本的に真面目な人が多かったかなという印象です。ただ、語学学校に来ていたブラジル人は・・・うーん。差が激しかったですw

 

5.大学への行きやすさ

大学付属のESL>語学学校

志望する大学が決まっているのであれば、その大学付属のESLが一番いい選択肢だと思います。ただし、語学学校でもある程度のレベルをクリアすると、英語の試験無しで行ける大学(カレッジ含む)に行けるようなプログラムを持っている学校も多々あるので、語学学校の方が良い場合もあります。

 

※ほんとうにいきたい大学・学部が決まっているなら、ESLで授業を受ける前にその学部のオフィサーとコンタクト取って色々と確認した方がいいです。

 

6.プログラムの豊富さ

大学付属のESL<語学学校

大学付属のESLは、そんなに多くの英語プログラムを持っていません。大学進学を目的にする英語コースが基本で、それ+1,2のコースを持っているぐらいだと思います。また、期間も1か月とか3ヶ月とかで途中入学を認めない事も多くフレキシブルではありません。 その点、語学学校の場合には民間経営だけあって、様々なプログラムを提供しています。(例:試験対策、スピーキング特化、職場で使う英語 等々)更に、入学出来るタイミングも、毎週入学出来ますよという学校もよくあります。

 

※自分が語学学校に通っていた時には、スピーキングの練習の一環として街にでて、通りすがりの人達にインタビューをするという授業がありました。かなり苦痛でしたww

 

7.授業の厳しさ

大学付属のESL>語学学校

もちろん、その生徒の基礎能力によりますが・・・・。

大学付属のESLは、送り出した生徒が大学で着いていけないとなると問題ですから、それなりのシビアさ生徒に求めます。課題、最終試験等々でシビアな評価が下されます。ただ、トロント大学の場合には実際に落第させられるケースというのは、大体10%もイカナイぐらいだったとおもうので、授業の前半で生徒をストレスフルな状況に追い込んでやる気を出させるというそういう方針だったのかもしれません。 ただ、課題やら宿題はそれなりにでます。語学学校の場合には、その幅は物凄く大きいです。クラス・先生によるという感じです。先生によっては、遊ぶ暇を与えないぐらい宿題をだしたりもしますが・・・。 ただ、個人的な感想としては、個人の努力に委ねていると思う所が多かったです。

 

<個人的な見解>

どちらも一長一短な所があるので、どちらがいいとは自分は言えません。(言える人が居たら、それはある意味・・・無責任なのか、なにかしらキックバックを学校から求めている人のような気がします。w 留学カウンセラーとかね・・・ゴホッゴホッ) 英語を使って、どのような事が最終的にしたいのかを見極めつつ、それを達成する為のツールとして学校を選ぶことが大事だと思います。

 

ほんと・・・、自分も留学途中に学校選びで数日間ジプシーのように何校か学校を渡り歩いてトライアルレッスンを受けまくりました。 自分の場合にはこんな視点で学校を決めました。

<決めるポイント>

・学費

・プログラム

・先生の態度

・他の生徒の様子

・通学のしやすさ

参考になれば幸いです\(^o^)/