トロント大学の英語コースについて University of Toronto(UofT)

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トロント大学のESL教室内)

 

唐突ですけど、留学してどのような学校で英語を学ぶかは非常に重要な選択だと思います。(お金、期間、学習目的、学生の国籍・・等々)

大きな選択肢としては、大学付属の英語コース(ESL)もしくは私立の英語学校(語学学校)のどちらかになります。大学付属の英語コースを修了した場合には、大抵その大学への入学がしやすくなります。(TOEFLやiELTSの成績を出す必要性が無くなる。)

自分は、2014年の1年間の内、9か月程カナダのトロント大学 University of Toronto(UofT)のESL(English as a second language)にて勉強したのですが、その時の様子を振り返りつつ普通の語学学校との違いを記述したいと思います。

 

トロント大学のESLコースの概要(アカデミックコース) ※2014年の情報です

1.レベルは大体4つに分かれる

Lv30、40、50、60の4つのレベルに分かれており、入学日に行われるレベル分けテストの結果を基にレベル分けが行われます。当日の試験は、自分の場合には簡単なリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングでした。リスニング・リーディング・ライティングはTOEFLに似たような内容でした。スピーキングは、受講者が3もしくは4人のグループでディスカッションを行うという内容で、ライティングの題材を元に話しあうという内容でした。 話さないという事は許されないので、なにか話した方がいいですw そして、テスト結果を元にレベルが翌日に発表されます。

※自分が最初に受けたレベル分けテスト結果では、lv50に分類されました。

 

2.1コース3ヶ月単位

3ヶ月単位のコースになり、3ヶ月で総合成績が発表され上のコースに進めるかどうかが判定されます。Lv50が修了出来たら次にはLv60のコースを受講する事が出来ます。

 

3.Lv60をクリアするとトロント大学入学資格の一要件(英語)が自動的に得られる。

トロント大学のESLの場合、アカデミックイングリッシュのLv60をクリアすると自動的にトロント大学への入学要件(英語)をクリア出来る仕組みになっており、学部へ出願する際にTOEFLやIELTSの成績を出さなくても良くなります。(公式にはw) 

ただ、学部によってはもっと高いレベルの英語力を求めている学部もあり、TOEFL100点以上の成績を提出するように等・・・将来的に大学進学を考えている場合にはその目標とする学部にアプローチする必要があります。 実際、自分の知り合いもLv60をクリアした後に、他の語学学校にTOEFL受験の為に通っていました。

 

4.学費が異様に高い

2016年の学費は3ヶ月で5,655カナダドルです・・・・。これは、他の語学学校と比較すると高いです。この費用に見合った授業・環境を受けられるかどうか・・・それは、個々人で評価は分かれる所だと思います。

 

5.放課後アクティビティ

ほぼ、毎日留学生向けに放課後のアクティビティが開催されます。CNタワーに登ったり、ゲームしたり、ハロゥインを祝ったり等々です。そこで、他の留学生とも交流する事が出来ます。ただ、これは他の語学学校でも同じようなアクティビティは開催されており、トロント大学独自って訳でも無いです。

 

6.先生に不満があったら・・・・

先生の質は、最低限は保たれていると思うのですが中には・・・という意見も聞きました。その際に問題があるのが・・・、Lvの変更は認められる可能性があっても、同じLv内でのクラス変更は認められないというものです。 なので、悪い先生にあたった場合には、3ヶ月間その先生の授業を嫌でも受けなくてはいけないという問題があります。ただ、全体の質はある程度保たれていると思います。

 

7.カリキュラム

2014年時点では、1週間の内に3日間がリーディング&ライティング、2日間がリスニング&スピーキングという大まかな物がありました。そして先生はそれぞれに異なります。ただし、2015年以降カリキュラム(少なくともLV60)が変わりまして、4日間がリーディング&ライティング、残り1日がプロジェクトデイと呼ばれる他の学生と共にプロジェクトを進めていくという授業形式になっているようです。 他の学生と積極的にコミュニケーションを取って行く事が求められる事になると思います。

 

8.授業+α

授業は、基本的に午前もしくは午後どちらかの1日4時間です。ただ、それだけでは物足りないという場合には、日単位で午前もしくは午後に授業を追加で受ける事が出来ます。(その日によって、トピックは異なり例としては、発音・エッセイ表現・文法等々になります。)ガッツ出して、1日学校に居る事も可能ですw

 

9.日本人の多さって?

トロント大学は、日本の大学とも提携していて特に夏は日本からの留学生がガッツリ来ますw。 日本人が少ない環境を望むのであれば、出来るだけ夏は外した方が良いと思います。また、Lvが高いクラスの方が日本人は少ない印象を受けたので、留学までに頑張って勉強しておくのも手ですw

 

10.15分なんでも聞いて良い時間

これは、特徴的で覚えていますが授業前後に、予約すれば週一程度で先生と15分間なんでも話す機会を貰う事ができます。テストや宿題の内容以外であれば、なんでも聞いて良いという機会で、英語に関する質問・カナダの大学について・トロントでの生活について等、なんでも聞く事が出来ます。中々、他の語学学校には無い良いシステムだなと思ったりしました。

 

11.国籍

自分の時には、ブラジル人の留学生が多くいました。ブラジル、南米、中国、韓国、日本等々色々な国籍が程よくミックスされていました。(自分の時には、日本人は自分一人だけでした。) そして、普通の語学学校じゃなくて大学付属に来れるだけあって基本的にみんな金持っていますw 羨ましい限りです。

 

また、学校で授業を受けていて思った事については、別の日記で改めてまとめてみようと思います。

 

ではでは。